海外のHOゲージは独自の魅力がある

HOゲージ

鉄道模型のジオラマ作りでセンスを磨くなら海外のHOゲージが参考になります。海外の鉄道模型の主流はHOゲージであり、そのラインナップは多彩です。車両の種類が非常に多い他、サイズの大きさから緻密に再現されています。本物の車両と比べてもそん色のない作りは玩具の域を超え、美術品と言っても過言ではありません。また、HOゲージの鉄道模型は車両に限らずストラクチャー類も多種多様です。建物に関しては鉄道関係の施設の他、住宅やオフィスビルなどが地域性をアピールしています。同じ用途の建物でも国ごとに異なるデザインなので多角的な物の見方を養うことが可能です。人形も表情豊かであり、コレクションアイテムとしての魅力も兼ね備えています。

鉄道模型発祥の地であるイギリスをはじめ、欧州各国のHOゲージは独特の魅力があります。複数の国が陸続きになっている欧州は鉄道ひとつを取っても多様性に満ち溢れているのが特徴です。ある国の機関車が別の国の客車をけん引し、さらに別の国を颯爽と走ることは珍しくありません。鉄道模型でそのような状況を再現するのは当たり前のことであり、そこに愛好家独自のセンスを加えることで他には無い魅力にあふれたジオラマができ上がります。海外の多くの国は広大な国土を持ち、人や物資の輸送は鉄道が主流です。鉄道がひとつの文化として定着していることから、模型による再現も奥が深く、表現方法も多彩と言えるでしょう。

HOゲージはサイズの大きさからカスタムが容易なので独自のセンスを活かせるのが魅力です。日本の鉄道模型はコンパクトなNゲージが主流なのでHOゲージの考え方をそのまま取り入れるのは難しいものの、ジオラマ作りのセンスを磨き技術を向上させるには優れた教材と言えます。